福祉と介護

　「福祉」の祉とは神が足をとめて人に授ける幸福の意、幸福な生活環境を社会保障によって、社会の一員として相手を尊んで礼をつくし（敬意）、社会生活の秩序を保つために人が守るべき行動（礼儀）を大切に支え合い、誰しもが生き生きとした人生を送ることができる社会にて、あなたは人生に対する観察思念、物事に対する観念、または社会・人生に対する全体的な思想の生き方、趣向は満ち足りておられますか。

　「介護」在宅介護の増加、高齢者のうち約7割が在宅で介護を受けています。在宅介護を行う家族の負担が大きくなっており、社会的支援の充実が求められています。
　「介護支援」高齢者や身体障害者、知的障害者等様、日常生活で支援が必要な場合、身体的なケアや生活支援、精神的なケア、社会的なサポート等様、その人が自立した生活を送ることができますように、その人の状態に応じた必要性、具体的には食事や排泄、入浴などの身体的ケアや、薬の管理、病院やクリニックへの通院などの医療的なサポートに、コミュニケーションや社会的活動の支援等様が含まれます。また、家族や地域社会など周囲の人々の支援も必要、介護者自身が負担を感じないように適切な支援や助言が必要とされます。

　今、日本国は人類史上例を見ない超少子・高齢化の進行の主意、介護に関しまして世間で取り沙汰されています話題は、老老介護・老老多重介護・認認介護・隠伏介護に、介護疲弊での無理心中・自ら自分の生命を絶つ事や、配偶者との死別後の義父・義母へ婚姻関係終了届での介護逃去などの暗いものばかりです。また、現場での深刻な人手不足問題もあり、介護職は地獄のような環境に身を投げる職業などと思われておりますが、介護労働者全体の80％を女性職員が占め、年齢層では40歳以上が25％、50歳以上が25％、60歳以上が20％と、一般的には定年退職で仕事を失う年齢層でも働き続けられ、自分にあった働き方ができ、介護現場でなければ得られない希少なる楽しもあり、時には大変すらも楽しめる瞬間が、介護の仕事を楽しくやれて、人は人に親切にすると幸福感を感じ、介護職は人を助けることの繰り返しであり、背中を押す存在で心の支えになれたら幸福です。
　まず、議論百出ありますが、人は歳をとって高齢・老齢になりますと、食事や入浴・排泄など生きてゆくための基本的なことさえ、自分でできなくなってしまいます。人生の終末期に尊厳を保って、「その人らしい生活」を送ることができるように人のお役に立てる、人間として真の価値ある尊い仕事が福祉介護です。幸せなのは介護を受ける利用者だけではなくて、受けるより与えるほうが幸福なのです。「支える」ことは「支えられる」ことでもある互助の精神であり、人権の尊重が介護福祉です。

　現在日本は65歳以上の高齢者が総人口の約29%を占め、100歳以上の人口も8万6510人（女性が約9割）の超高齢化社会となり、介護人材が全国で26万人以上不足しております。団塊の世代がすべて75歳以上の後期高齢者となる2025年には、35万人以上の介護人材不足になると厚生労働省は実態を公表、近未来あなたの介護は外国人に頼る可能性が高いのではないかと思われます。

　「介護」の「介」とは付き添い助けるの意で、「護」とは傷つけない様に庇い守るの意です。
社会福祉分野における福祉六法でも介護保険法でも、日本の福祉は申請主義です。負担や苦痛を減らし軽くする軽減制度があっても、貧困家庭などはその存在を知らなかったり、相手の気持ちや考えを理解しないことから制度の利用を拒んだりする現状があり、こうした情報格差を解消して支援を行き届かせるためにも、全介共は、日々新たなり研鑽を積聚、福祉介護の進歩に貢献いたします。